出版物
担雲亭に住んだひと
―画家・絵本作家 瀬川康男の日乗―
瀬川康男にとって絵を描くことは、刻々と流れる日々に、正面から向き合うことであった。自然界のものでも日常のことでも、その日新たに出会ったものは、驚異であり、発見であり、全て絵の糸口を開いてくれるものだった。「日乗」は大切な資料だったのだ。
三十年以上の日々を傍らにすごしながら、果たして私は、彼が絵というものに懸けた渾身の想いに、少しでも近づくことがあったのだろうか。門外漢の私が、「絵の仕事」を理解することは無理であっても、〝創造するひと〟の背に、心からのエールをおくることができたのだろうか。(著者/本文より)
著者:瀬川朱々子
定価:本体1,760円(税込)
ISBN:978-4-904699-09-6
2019.10.4 fri - 2019.12.15 sun -
<企画展> 瀬川康男 坦雲亭日乗―絵と物語の間
絵本界の鬼才と呼ばれた画家・瀬川康男。
本展では、画家が「坦雲亭日乗(たんうんていにちじょう)」と題した日記や黒いノートに綴ったことばとともに絵本やタブロー、植物スケッチなど、1977年以降の作品を中心に紹介します。
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戦場に輝くベガ
地球から遠く離れた宇宙から、あの戦争に翻弄される人々の苦しみや悲しみをじっと見つめていた星たち。
どんな時代にも変わりなく人の願いや祈りを受け止め、静かに見守ってきた星たち。
そんな星たちに、今、感謝を込めて・・・(本文より)
著者:鈴木一美、浅野ひろこ
定価:本体1,320円(税込)
ISBN:978-4-904699-03-4
ワンと鳴くカエル
世界でこの地にしか生息しない「ワンと鳴くカエル」を紹介して話題を呼んだ「カエル館」(長野県根羽村)について、10年の歩みをドキュメントタッチで描いた一冊。テレビ放送をはじめ、ラジオ、雑誌などの各メディアに取り上げられた「カエル館」。設立から今日に至る間には、苦労の連続と劇的な歴史がありました。
著者:山口真一
定価:本体1,320円(税込)
ISBN:978-4-904699-02-7
らいてうの姿、ちひろの想い
四季、愛、平和への共鳴。
平塚らいてう、いわさきちひろ、出会いの句画集。
母として、女性として、一途な思いを胸に、活動し、生き抜いた平塚らいてうといわさきちひろ。俳句と画の出会いによって、はじめて紡がれたふたりの素顔、静かに、鮮やかに奏で始めます。
編著:飯島ユキ
画 :いわさきちひろ
協力:ちひろ美術館
定価:本体1,210円(税込)
ISBN:978-4-904699-01-0
むかし僕たちはこんな旅をした
信州名鉄運輸元社長が学生時代に体験した珍道中の旅行記。
昭和三十年代の懐かしい青春の日々をひもときます。誰もが共感できる、心温まるたくさんの出会いに、思わず引き込まれます。
著者:星野慶一
定価:1,575円(税込)
ISBN:978-4-904699-00-3