突然ですが、私の一番好きなギタリストを紹介します。
John Scofield(以下ジョンスコ)(67歳)です。
ジャズ・フュージョン系のギタリストです。
2016年「Slinky」、2018年「Country For Old Men」でグラミー賞を受賞しています。
彼は、Ibanezという日本のメーカーのギターをずっと使用しています。
日本人として、ちょっと嬉しいですよね。
少しだけ歪ませた、独特なサウンドとウネウネとしたフレーズが特徴です。昔はコーラスというエフェクトもかけていましたが、最近は専ら歪みだけです。
ホームページもあるのでぜひチェックしてみてください。
ジョンスコのアルバムの中で、お気に入りはÜberjam(ウーバージャム、2002年)とÜberjam deux(ウーバージャム・ドゥ、2013年)です。
調べていただければわかりますが、1作目のÜberjamはジャケットがかなり気持ち悪いです。2作目は可愛らしくなっています。
ジョンスコは基本的にIbanezのセミアコ(半分空洞になっているギター)を使用しているのですが、2作目くらいからテレキャスも使い始めています。セミアコとは違う、少しブライトな感じのサウンドも良いです。
打ち込みの音と、ジョンスコのクセのある、独特なギターとの組み合わせが堪らないです。
この二つのアルバムの中で、Boogie Stupid、Jungle Fiction、Ideofunkがお気に入りです。
Überjam bandのライブでは、曲の流れに合わせてサイドギタリストのAviBortnic(以下アヴィ)が打ち込みの音源を流します。そこに合わせてバンドメンバーが演奏をします。ジョンスコがテーマを弾き、アドリブパートでは好きなだけアドリブをとります。ジョンスコの合図でアヴィが次の音源を流し展開していく・・・そんな感じでやっています。
ジョンスコはエフェクターの使い方が上手いです。特にワウペダルが上手すぎます。私もギターを弾いていて、真似してみようと思ったことがありますが、もちろん全く上手くできませんでした。他にもライブではワーミーペダルを使い、弦を引っ掻いてよくわからん音を出したりしています。知らない人が聞いたら「これ本当にギターなの?」って思うような音をよく出してます。
あと、このバンドのサイドギタリストのアヴィもかなり凄いです。カッティングがとにかく心地良い。音作り、リズム、ミュートの具合がまさに職人技という感じです。カッティングのソロをすることがあるのですが、とにかく格好いいです。
Überjam bandではサンプリングもしています。ライブの時にはいつも目の前にMac Bookとサンプラーが置いてあります。曲の進行に合わせて、打ち込みの音源を流しています。器用な人だなぁと。
文章ではあんまり伝わらなかったと思うので、ライブ映像を是非ご覧ください。
独特な演奏スタイル、アヴィの軽快なカッティング、ジョンスコのワーミーを使ったわけわからん音など、Überjam band の魅力が詰まったライブ映像がこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=Nb0W4iaD9Gw
ジョンスコとアヴィの機材の紹介動画もあるので是非ご覧ください。終始英語で、何を言っているのか私はわからなかったのですが、わかる人は雰囲気でなんとなくわかると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=JAMijOtsZvY
ジョンスコは昨年、Combo66という、Überjamシリーズは全く違う雰囲気のアルバムを発表しています。そちらもとても良いので、ぜひ調べてみてください!
乱文失礼しました。
また機会があればジョンスコの他のアルバムや、他のギタリストの紹介などもしていきたいと思います。
それではこの辺で。